2011年
10月
26日
水
森山家ソボ日誌 in アルゼンチン
突然ブエノスアイレス市内をチリ火山灰が覆い尽くした翌日、母が無事に到着した。ご心配頂いた皆様には、謹んでお礼を申し上げます。
使い捨てカメラ1つ持って地球の裏側まで来た母は、きっと孫だけ撮れれば良いと思っていたに違いない。案の定、ほとんど孫だけ撮っていた。ので、他は私が撮りました。
母の関係者の皆さん、じっくりご覧ください。
いつかイグアスの滝に行きたいという方、そこだけご覧ください。
それ以外の皆さん、ひたすら続くので(びっくりの72枚)、飛ばしてください。
ということで、「森山家ソボ(祖母)日誌」、始まります。
2011年
10月
17日
月
母、来ず。
母がアルゼンチンに遊びに来ることが決まってから2ヶ月。
ブエノアスアイレスは1~2度、嵐のような天候になることはあっても、着実に夏に向かって暖かく陽気な雰囲気を高めていく日々だったのに、さぁ遂に母が明日来るという今日になって、約4ヶ月前に発生したチリ火山噴火の火山灰が突然市内を覆い尽くした。
空は曇っているが、少し蒸すように暖かく、子ザル達と3人でベランダでゴロゴロして過ごしていたが、そのうち鼻がムズムズしてきてクシャミと鼻水が止まらなくなった。ウタは平気なようだが、ラクも程度こそ軽く見えるが同じような症状が出ている。最初は花粉が飛んでいるのかと思ったが、気がつけば空は一面真っ白で、床やテーブルがザラザラして粉が吹いている。これはもしかして...火山灰!? と思うと同時に、母のフライトが心配になった。そして経由地のシドニーからブエノスアイレスまでのフライト状況を調べると、案の定「遅延」の文字。この時は1時間程度の遅延だったが、数時間後には遅延が1日になった。
コレは大変!とシドニー空港に電話をする。とにかく英語はほとんど話せないし69歳熟女の一人旅。今頃、一日遅延したことも知らずに空港内をウロウロしているかもしれない。
シドニー空港内の各部署をたらいまわしにされた後で、日本語での空港内の呼び出しもダメ、個人情報保護法により母がどのホテルに回されたかも教えられない、と言われ、泣いてスガッて最後にスゴんで、やっと母が同じ乗継便に搭乗予定だった数名の日本人と一緒にセールスデスクを訪れ、その後航空会社指定のホテルに向かったことを確認してもらうことができた。
これ以上の詳細は置いておいて、何が言いたいかというと、このタイミングの凄さである。
過去3ヶ月、全く問題なかったのに、何故に今日の今日になって突然火山灰が飛ぶのか。母には現金含め、子どもの絵本や夏服から、「やっぱり日本のモノじゃなきゃね」的な日用品まで、実に色々とお願いして持ってきてもらうつもりだったのだ。更に、母娘水入らずのイグアスの滝ツアーも既に支払い済み。これで来れなかったら、すべてオジャン。すべてパー。
3ヶ月前、我々も同じ状況でシドニーにて足止めを食い、結局1週間滞在した。同じことを母にはさせられないし、英語が話せない69歳の一人旅(しつこい?)なら尚更、日本に引き返した方がいい。
明日のフライトが予定通り飛ぶことを祈るが、この流れでいくと、どうも飛ぶような気がしない。どこまでも「このタイミングで!?」的運命がジャマするような気がする...。
この後どうなったかは...次回に続きます。