2012年
1月
26日
木
wayiukei、何て読む?
スタバでドリンクを注文した。こちらでは客の名前を聞いてカップに書き入れ、出来上がると名前を呼んでくれる。
Yukari、では長いので省略して、「Yuk(ユック)」と発音してから「ワイ、ユー、ケイよ。」とスペルアウトしたら、その発音のままアルファベットで書かれて出てきた。
それも考えてみればそのはずで、スペイン語だと「Yuk(ユック)」なら「イ・グリエーガ、ウ、カ」(多分ね)。
恥を忍んで、次回からカーラとか、パウラとか、ラウラとか、言ってみようかしら?
...それも逆に相手がビックリするか...。よし、次回こそ、こそ、スペイン語で綴ってみよう。
2012年
1月
24日
火
日が長いので
南半球の日差しをバカにしてはいけない。
気温と湿度は東京に比べればマシだが、日差しの強さは半端ない。洗濯物を干しているだけで露出している部分が痛むように熱い。日焼け好きのダンナでさえ、これはヤバいよと言う。だから当然、子供の遊び場がついた公園が賑わうのは夕方以降である。
とはいえ午後6時はまだまだ暑い。午後7時頃になって、やっとギラギラとした暑さがなくなり、少し過ごしやすくなる。そして午後8時、ようやく夕暮れとなり、同時に暑さも和らいで(このあたりが、夜になっても灼熱の東京とは違って有難い)遊ぶ子供たちにとっても、それを待つ親にとっても快適な公園時間となるのだ。
昨日、6時過ぎに家を出て公園に向かい、午後8時過ぎまで子ザル達を遊ばせて帰宅した我が家の夕食は9時だった。通常は日本の習慣を守って遅くとも7時半には食べているから、かなり遅い。
アルゼンチンでの通常の夕食時間は9時頃と聞いて驚いていたが、少なくとも夏に限っては当然の成り行きかもしれない。なにせ日が長いのだから、6時頃に軽食を取り、その後公園に行ったり所要を済ませたりしていたら、戻って夕食を取るのはどうしても9時過ぎになる。ゆっくり世間話をしながら夕食を食べ、お腹がいっぱいのうちに寝るから体重増加に拍車をかけてしまう、という構図は大人も子供も変わりない。(が、それはひとまずどうでもいい)
ただ、夕食の時間だからといって、まだ西日がギラギラして暑いさなかにブラインドを閉めて夕食を取る我が家より、実際に日が落ちて涼しくなってからゆっくりと夕食を楽しむアルゼンチン人のほうが「自然」ではないだろうか。人と人の距離が近く、家族と友人を大切にして、毎日余りある肉料理を食べ、美味しいワインを飲み、焦らずのんびり暮らすアルゼンチン人の姿が最近やたらと魅力的に見えるのはどうしてか?”中”に入ったらキレイな色ばかりではないだろうが、最初から最後まで傍観者にすぎなかった”アウトサイダー”にとっては、アルゼンチンという「隣の芝生」が青々として見えるのだった...
2012年
1月
14日
土
身近な停電
これがアルゼンチン全土に共通するのか、はたまたブエノスアイレスだけなのか定かではないが、停電が多い。暑くなってきた11月後半から数えて既に4回の停電。
最初の2回は夜になってからの5時間程度だったが、3回目は夕方から翌日のお昼過ぎまで続き、同時に断水にもなって文字通り途方に暮れた。トイレが流せないというのが致命傷で翌日は朝から外に避難し、夕方近くにビクビクしながら帰宅したらどちらも復旧していて、まさにバンザイ三唱。
どうも暑い日が少し続いたりすると弱いらしく、どのお宅も冷房フル稼働しているような、西日が暑すぎる夕方に何の前触れもなく電気が落ちる。そして日が完全に落ちる頃になって周りを見渡し、うちのブロックだけが停電なのか、停電仲間のご近所ブロックがあるのかどうかが分かるのだ。うちのビルだけじゃない分かって、不思議な安心感と少々の連帯感を感じて数時間後、晴れて電気が戻った瞬間には方々から歓声と口笛が鳴り響く。
日本なら、「なんでこんなに頻繁に停電するんだバカヤロー。」くらいの苦情電話が電力会社に殺到しそうなものだが、そういう気配は微塵も感じられない。みんな停電について不満を言うより、それはそれと諦めて、復旧した際に電気のある素晴らしさに感謝して喜ぶ、という風である。ある意味、停電はブエノスアイレスの夏の風物詩なのかもしれない。
停電と同時に断水になった時、朝から子供のプレイルーム付きのマクドナルドに朝食とトイレを兼ねて出掛けた我が家だったが、7階からエッチラオッチラ2匹の子ザルとバギーを持って真っ暗な階段を降りていくと、途中でロウソク片手に我々と同じく子連れで階下に向かっていた住人とお喋りする掃除のおばちゃんに出くわした。するとビルの管理人でもあるおばちゃんは、断水については知らなかったと言う。だからと言って慌てる風もなければ、「困ってるでしょう小さなお子さんがいて~。」みたいな同情もない。あえて言うなら、「あら水も?」くらいである。
毎夏何回か必ず停電やら断水が起こっていれば、住民としては「またか。」くらいのものだろう。
確かに暑い時期に電気がないと非常に困るが、日本も時々やってみてはどうかと思う。便利な安心大国に暮らしていると、ちょっとした”不便”でも非常に苦痛だ。だが、その”不便”が常にすぐそこにあると思っていれば、誰でも事前に備えをするだろう。
今回こうした”不便”を味わって、軟弱ニホンジン主婦にとってはいい勉強になったと思う。
ウタも、「停電」という新単語を身をもって覚えました。
2012年
1月
13日
金
うちのウィッキーさん
家族でタクシーに乗ったらば、運転手さんが子ザル達に小さなプラスチック製のオモチャをくれた。
ウタが「貰っていいの?」とこっちに聞いてくると、「降りるときに返さなきゃいけないよ。」とダンナが模範解答。どうみても新品ではないので、100%くれたに違いないが万一ということもある。
ウタが持って帰りたいと案の定食い下がったらダンナが言った。
「じゃあ自分で聞いてみたら?」
ウタが「コレ貸して。」を言えるのは知っているが、「コレちょうだい。」も言えるのか。
などと思っていたら、ウタが運転手さんの方に向かって、ちょっと考えてから言った。
「Ouchi, mottekaette i~desuka?」
...それはまさにウィッキーさんのようなガイジン日本語だった。
スペイン語風に発音すれば通じると思っているのか、4歳児よ...
親2名だけが爆笑し、ダンナが代わりに聞いて、無事うちのウィッキーさんはオモチャを家に持ち帰ることができました。めでたし、めでたし...。