フィンランドに学ぶ育児

安心・平等・社会の育み フィンランドの子育てと保育(出版:明石書店)
   

フィンランドでは、妊娠から出産までの費用の他、生後10ヶ月から入れる保育園から大学までの教育費が全て無料って知ってました??

出産時からきめ細やかな保障とサービスが施され、国のシステムそのものが子供とその家族を支え、応援して、次世代の大人を育成する。テストも塾もないのに、15歳を対象とした世界学力テストでトップクラスである北の小国、フィンランド。

かたや学力低下、いじめ、引きこもり、家族による虐待...今の日本の子供たちは国の無責任な政策(また総理大臣と一緒にコロコロ変わるし!)とストレスを抱えた大人達の犠牲者そのものに思えます。

今の子供世代を幸せにできなくて、彼らが大人になった時の国が良いものである筈がないでしょうに...

 

たまたま図書館で手に取った「知識ゼロからのフィンランド教育」(写真)は、フィンランドの見習うべき子供との接し方や教育理念などを写真や絵で楽しく紹介しています。それによりますとフィンランドでは...

  • 子供が個々に持つペースを尊重し、自分のペースでやらせてみる 。
  • 嫌がることは強要しない、危険なことでもやりたいという気持ちを尊重して見守ります。
  • 子供が自分でやり始めたり熱中していることに対して口出ししたり別の方法を強要しない。好きなようにさせて危険がないよう見守るのが大人の役目。  
  • 子供が「なぜ?」と聞ける雰囲気を常に作っておく。「なぜ?」の答えは必ずしも正しい必要はない。大人が子供の気持ちに寄り添って対話することが、子供にとっては満足感へとつながる。

といったことが大事にされているそうで、読んでは頷き、頷いては日頃の自分にダメ出しをする、の繰り返しでした。

子育てにおける自己反省度が高い人にはぜひお勧めしたい一冊です!買うほどかな~とも思うので、最初は図書館でいかが?

 

この話、続きますから...