準備”不”万端

アルゼンチン行きまで一週間。

本当に一週間後に旅立てるのか...と不安になるほどの準備”不”万端。

そもそも何を用意すべきか分からない。というより、逆に何を持っていかないでいいのか分からない。最低1年住むとなれば、何もかも必要な気がしてくる。特に子供達の荷物については、愛用している枕から絵本、オモチャに至るまで、とにかく日頃見慣れているモノは全て持っていきたい。なにしろ環境も言葉も人種も、見るもの全てが新しい所に行くのだから、身の回り品だけは使い慣れた物にして安心させてあげたいというささやかな親心である。

が、そんなことをしたら一体スーツケースがいくつ必要になるのか。仮に許される数量および重量の限界に挑んだとして、誰がそれを持つのか。我々には手荷物のみならず、子ザルという荷物が既に2匹いる。どちらも抱っこやおんぶをするには既に重すぎるし、かといって親を気遣い従順に後ろを着いてくるほど利口でもない。周りの状況を完全に無視して、その時その瞬間の自分の欲求を最優先して行動に移す2匹を伴っての旅なのだから、追加の手荷物は正直できるだけ減らしたいのが本音。でも、せめて子供達の荷物については...(4行目に戻る。(うそうそ、戻らないでください))。

 

もちろん別途アルゼンチンに送るという手もあるが、例えば船で送ると4~6ヶ月かかるというし、航空便だと恐ろしく高い。なのに、ちゃんと宛先住所まで届くという保障がない。というのも輸送途中で箱そのものか荷物の一部が”紛失”することがアルゼンチンでは往々にしてあるらしいのだ。税関職員も郵便職員も、誰も信用できない...高いお金を払っても届かないなら自力で運んだ方がマシではないか...

ありったけの荷物と子ザル2匹を伴い、Transit先のシドニーで超厳しいといわれる税関を通り抜け、右も左も知らない街で3日間過ごしてからのアルゼンチン行き。書いただけで頭を抱えたくなるようなことにしたのは誰だ?(私です)

 

おまけにアルゼンチンで住む所が決まらない。

こちらはダンナが現地の知り合いの助けを借りつつ家具家電付きのアパートを探しているが、なかなか場所、賃料、広さ、部屋数などの条件に見合う所がないようだ。ブエノスアイレス市内で家族4人が住める広さのアパートは結構高い。もちろん全てが揃っているアパートだから高め設定だろうが、家賃としては東京で払っていた額とあまり変わらないという印象だ。完全自費で移住する我が家としては、どうしても物件を見る目も厳しくなるというもの。まぁ出発前までに決まってくれれば御の字と思うことにしよう...

 

ということで、物理的にも心理的にも如何に準備”不”万端か良くお分かり頂けたかと思うので、今日はこの辺で...。本当はもっとあるが、全部書いていたら明日になってしまいます。