アルゼンチンに来て半月、今日は記念すべき日だ。
というのも、これまで一人でアパートを出たこともなかった私が、洗濯屋(*1)に洗濯物を取りに行くと同時に新しいのを預け、アパートの目の前にあるチャイニーズ経営のスーパーで買い物をし、自力で鍵を開けて部屋に戻り(*2)、その後子ザル2匹を連れて7ブロック離れた最寄の公園に行ったのだ。
常にバギーを嫌がって抜け出すタイミングを狙うラクと、すぐに疲れたといって抱っこをせがむウタを連れて、穴ぼこだらけの歩道を7ブロック歩く(ウタのペースに合わせると20分かそれ以上かかる)のは怖かったが、今日は終日ダンナが留守だし、2匹を家に置いておけば一日中アンパンマンを観て終わってしまう。何とかして外に出したかった。
アルゼンチンでは思った以上に英語が通じない。アメリカ大陸といっても学校の第二か国語で英語が必修化されていないのかもしれない。街中もスペイン語表記ばかりで英語表記は殆ど存在しないし、スペイン語がまるで出来ない私は書いてあることも読めないと来ているからお手上げだ。また当然といえば当然だが、英語で話してみてもスペイン語で返ってくる。カタコトの英語でさえ殆ど返ってこない。
そんなところで、もし子連れで外出して何かあったらと思うとそれだけで外出が億劫になったし、一人の買い物さえもイヤになっていた。そんな臆病者にとっては小さいながらも大きなステップだと思う。ということで、一人小さくバンザイした次第である。
(*1) 普通の洗濯物を持ち込むと洗濯・乾燥・畳みまでして返してくれる店が山ほどある。家で洗濯しないのか、とお思いだろうがアパートにあるドラム式洗濯機は日本と同じように入れると重すぎて回転しない。結果、家族4人の洗濯物が日々溜まっていくので毎週1~2度頼むことになるのだ。多分この国には「洗濯屋保護法」がこっそり存在して、その為に洗濯機の機能をわざと落としているのだと勝手に思っているがどうだろう。
(*2) この国ではアパートに入るにも出るにも鍵が必要である。それも日本ではお目にかからないような、何ともレトロな形をしている。この鍵がクセものなのは、間違った方向に回転させると開かない。と言うと当然のようだが、開かないのに回転はする。一度間違った方向に回したり、上下が逆だったりすると、次には左右どちらにも回せなくなって、その時点で閉め出し決定となる。直す方法はあるのだろうが(ダンナはすいすいと直すし開けられるから)、不器用で短気な私はコツが掴めずに失敗を繰り返し、一度実際に数分間締め出されてホトホト嫌になった。
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yasu (土曜日, 23 7月 2011 02:33)
お~~~~!!!!すごい!!!!おめでとう~!!!!出られた~!!!!
これから どんどん出られるようになるよ!一人で!!!!
こっちの洗濯屋保護法考えて見なかったな~・・・(笑)でも 洗濯機を持ってない人とかいるんだよ。あと 一人暮らししてる人とかで洗濯屋に出す方が早いとか・・・・
鍵はなかなか癖が分かるまでに時間かかるよね~。復帰したので来週あたり遊びましょう~!!!!
Yukari (土曜日, 23 7月 2011 05:47)
あははは、お恥ずかしい限りですが小さな一歩を踏み出したよ~。今日は一人で上記公園のすぐ近くにあるCOTOへ買い物に行きました、これも当然初めて(笑)。子ザル共と一緒だとオチオチ店内も見られなかったから、今日は堪能したわ~~…。
風邪が治ったようで良かったね。お誘いお待ちしてまーす!
KANA (日曜日, 24 7月 2011 22:29)
バンザーイ バンザ-イ!!!
Yukari (日曜日, 24 7月 2011 22:44)
はいぃ!!(笑)