子ザル達の保育園が決まった。保育園が決まるまでの道のりについては長い話になるので省きます。とにかく保育園が決まって始まってくれたことに全身全霊で感謝したい。ありがとう神様、ありがとう通訳さん(ダンナ)。
保育園があるのは最寄(で、かつ唯一)の公園のすぐそばで、自宅からは8ブロック程の距離にある。正直4歳児が歩くには少々遠い。雨が降ったらタクシーで通園するしかないだろう、と言うとリッチな響きがあるが、こちらのタクシーは安い。初乗り700円台の日本と違って数十円からスタートするので気軽に乗れる。
生後45日目~4歳児までを預かるこの私立保育園で、ラクは2歳児、ウタは3~4歳児混合クラスに入った。どちらも10名いるかどうかという少人数だが、朝~夕方までいる子となると更に少ない。因みに時間帯が選べて、午前/午後だけ、ランチあり、など細かく選べるようになっている。前後の延長ができるのは日本と同様だ。うちの子ザル達はランチ持参で9:00-14:00までのシフトでお願いした。
担任の先生が受け持つ時間以外に、週に何回か音楽、体操(ダンス)、英語の時間があって外注の先生もやってくるようだ。
さて、見学およびSchool Directorとのインタビューでは、以前訪問した別の保育園に比べて施設面で若干難色を示した私だったが、Directorの彼女も見学時に会った先生達も笑顔が明るく好印象だ。先生たちは、流行っているのか総じて厚めバングスのロングヘア、だがそれはどうでもいい。毎日子ザル達が接する先生の印象でいえば今回の保育園のほうが私には良かった。ということで月謝の面でもお安いこちらに決めて、当日中に連絡を入れ週末明けから通い始めたわけである。
そして早くも本日で3日目終了。
毎日午前中の1時間ほどを親の付き添いで過ごす慣らし保育中だが、異種族の子ザル達に混じっても違和感のないマルチナショナルなマインドを持つウタと違って、生粋の日本猿・ラクは全く慣れる様子を見せない。今日は登園したらちょうどオヤツの時間で、各クラスルームでクッキーとミルクが振る舞われていたが、すぐに手を伸ばして食べたというウタと違って敵の施しは受けないラクの可愛げのなさ!そんなラクにハラハラする小心者の母を無視して、じっと前方を睨んだままチューチュー親指を吸っている。すると暫くしてミルクを飲んだが、飲んだ直後に一言、「すっぱい。」
...落ち着け、敵(じゃないけど)は日本語が分からない。「美味しいと言ってます。」と英語でフォローして笑顔でコップを先生に返したが、それさえ通じない世界...。もうどーでもいい気がしてくる。
その後、親の付き添いなしで屋上の遊び場へ連れて行かれた子ザル達だったが、ラクの大号泣が続き、ついにウタが3歳児クラスから助っ人として呼ばれるまで泣いていた。親がいなくてもウタがいれば普通に遊んでいるようだ。
この日は音楽のクラスがあり、ウクレレ(だと思うけど)を弾くイケメンが来て3歳児クラスで楽しげに歌っていた。慣らし保育終了の時間となって、一足先に親元に返された涙目の日本猿と一緒に迎えに行ったら、皆と一緒に座って歌を聞いているウタ発見。それを床に正座して、チューチュー指しゃぶりしながら遠目で見守る日本猿...おまえも明日はもっとガンバレ。
そして明日はラクの付き添いはダンナにまかせたい、と思った私でした...
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