アルゼンチン生活3ヶ月目に突入し、歩道にバンバン落ちている犬のフンも軽やかによけられるようになった今日この頃だが、まだ慣れられないものがある。時々ならいいけれど、こっちでは毎日誰かしらにしなければならないし、される。それは何か?ずばり、挨拶の際にするKissなのです...
こちらでは、挨拶する時に初対面であってもホッペにキスをする。いや正確に言えばキスではない。ホッペ同士を軽くくっつけて、チュッと音を出してキスの真似をするのだ。
保育園の送迎時、先生たちは挨拶しながら各親とキスをし、更に子供達ともキスをする。多分、同僚同士でも朝晩1回ずつやってるだろうから、一日合計として何回キスしているのだろうと思ってしまう。ホッペがカサカサしていたら、挨拶の際に「ごめんなさい、今日ちょっとホッペが荒れてて...」なんて言い訳が必要になったりしないだろうか。逆に、「あら、ホッペ今日荒れてるわよ、大丈夫?」とか...?
それは考えすぎとして...スペイン語ができない私は、今のところ保育園関係者と親しくなれない状態だ。何しろ会話が成り立たないのだから、仲良くなりようもない。基礎中の基礎のあいさつしかできない私なのに、毎日ホッペにチュー(じゃないけど)。普通ならチューした後には「今日ウチの子どうでした?」なんて会話が始まるのに、私の場合はチュー止まり。
更に私の場合、親しくない相手に対して積極的に自分のホッペを近づけられない奥ゆかしさが邪魔して、チューのタイミングが図れない。こっちが少しでも身構えた様子を見せると、相手もチューできない雰囲気が一瞬のうちに漂う。その空気が出た瞬間に、チューは無しとなるのだ。こういう時は「しまった!」と思うが後の祭り。
これじゃイカンと思い、今週から心を入れ替えてスペイン語の勉強をすることにした次第だ。目標はもちろん、『チューした後に会話』です。会話が少しでも繰り広げられれば、チューは克服できるに違いない!
うちの子ザル達は、そうして毎日チュー(子供の場合は本当にホッペにチューしている)漬けにされる生活を送っているので、家族間でもチューが多くなった気がする。嬉しいけれど時にウザい。口の周りにおかずがベッタリ付いていてもラクがチューしてこようとすると、つい避けてしまう。
保育園の終了時間が5時までに伸び、ますますスペイン語漬けの生活を強いられている子ザル達が、この後どこまで言葉を理解するようになるのか、楽しみである。因みに今のところ全く理解できていないようだが...
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てっちゃん (日曜日, 11 9月 2011 14:49)
所変われば・・ということか。
いや~、日記を読んでいると、私もアルゼンチンにいるみたいな感覚になってくるよ。
知らないことだらけだ・・。
スペイン語、使わざるを得ない状況であれば、母子ともに取得できるはず!!
頑張って!!