利便性

現在住んでいる石神井公園は、数年前から始まった線路の高架工事と同時に駅前周辺の大規模工事が進行中だ。バス通りを広くするための道路拡張工事、それに伴う店舗や住宅の立ち退き・引越し・建て直し。駅自体もすっかり変わり、駅前には何やらオシャレなストリートが出来つつある様子です。これまで文字通り公園以外は”何もない”石神井公園駅周辺はネームバリューで不動産価格を釣り上げていたが、あと少ししたら名実ともに西武池袋線の”自由が丘”になってしまうかもしれない。

 

東京では一般的に、駅が近く、さらに駅の周辺である程度の生活必需品を揃えることができるような場所に、みんな住みたいと思っている。おまけに公園なんかあると、グンとお値段が高くなる。駅も、新宿・渋谷あたりまで1~2本で行ける駅じゃないといけない。都心に出やすく、利便性がよく、環境も良いのが3大条件。これに当てはまるほど、物件も土地も高くなる。

 

個人的には、家は広い方がいい。広すぎても困るが、4人家族でトイレを取り合う必要がない所に住みたい。下の住人に迷惑がかからないよう、戸建て希望。夏は花火もしたいから、小さくても庭がいる。駅前の商店街で買い物し、牛乳2本+食料品を抱え、かつ自分の荷物を持ってヒーヒー言いながら自宅まで歩くより、できたら車で大型スーパーに乗りつけて楽に買い物したいと思う。

バスにひかれそうになりながら子ども(未就学児)を前後に乗せて自転車3人乗りは無理です(アレはもう曲芸に近いとさえ思う)。歩道もない狭い道路で、自転車に乗る子供(小学生)に大声で指示を出しながら走る自転車かあさんも、見ている方が疲れます。

どんなにイイ所に住んでいても、都心に出やすければ出やすいほど、一般主婦とその子供の日々の苦労は語っても語りつくせない。

 

...ということを、本日炎天下の中、牛乳2本+食料品+自分の荷物を持って、ヒーヒー言いながら家路につく最中に、思った次第でございます、はい。