卒園、そして振り返れば。。。

ラクが、うちのポッチャリベビーが、保育園を卒園して小学生になる、この4月から。かなり感慨深いが、その話はまた今度にしよう。

2年前に現在の住まいに引っ越してきて、ラクを歩いて15分程のところにある今の保育園に入れた。厳密には保育園ではなく、幼稚園と保育園が併設された認可外保育施設であった(今年度から市の認可が下り、正式に「こども園」となった)。

引越し前に見学に行ったところ、国際クラスという、外国人の先生が英語で保育を行う特別クラスがあるというので、そちらも見学させてもらった。子供たちが英語を話しているのは聞けなかったが、確かに先生の質問は理解しているようだ。ということは英語が聞ける耳にはなるということか。自らの経験からもまずは聞けるようになることが必要だと分かっていたので、2年でもペラペラになるという園長先生のセールストークもあり、喜び勇んで入園を決めた。

入園金も、月々の保育料も普通クラスより高い。それでも、元は取れると確信があった。が、結果はどうだったか。

ラクの英語力は、殆ど身に付かなかった。覚えた単語もヒアリングも限られた簡単な内容に限られる。更に言えば、ラクは英語を好きになるどころか、英語でアニメを観ることも拒否し、一緒に勉強することも嫌がった。

園長先生のセールストークは本当に単なるセールストークで、国際クラスの実態は、単に英語という言語と外国人の先生に慣れるといったような‶ゆるやか‶はものだったのだ。当然、同じクラスの周りのお母さん達の多くも、私と同じくらいガッカリしていたが、それでも毎年、同じようなセールストークに有らぬ夢を見た母親の子供たちが、定員を満たす分だけ入園してくるのだろう。

とはいえ、ラクはそれでもアルファベットを大文字だけだが読めるようになったし、頭で覚えたのではない発音を披露することもある。短い質問なら、ゆっくり話さなくても聞き取ることも出来る。だから、完全に無駄とは言えないかもしれない。

 

そもそもは、かなり流暢なところまで行く、というので無理をしてでも入れようと思ったわけだが、実際にはその足元にも届かなかった。結局、2年間の間に、園に対する不信感とガッカリ感が増幅しただけで、現在では一刻も早く縁を切りたいとまで思っている。英語のことを差し置いても、色んな意味で残念なところだったし、ラクの人生で経験した最初の3つの保育園と比べても一番ガッカリだった。

 

さて、そんな保育園に入れるのを潤は当初なんと言ったか。さあ、長い長い前置きを乗り越え、ここからが本題です。(え~!)

潤は、強く反対もしなかったし、英語クラス自体は良いと思ったようだが、普通クラスの4倍の入園金(年中から2年しか通わないのに)と割高な保育料を聞くと、難色を示した。普通の保育園でいいんじゃない?とも、確か言った、と思う。でも私は自分の意見を推して、さっさと入園金を払ってしまった。その後、次から次へと色んな場面で保育料以外の請求書が届くことになり、保育(英語教育)内容がアレなのに、コンなに払わされることに憤りを感じ続けることになる。

 

だが、どんなに文句を言おうにも、潤にしてみれば、私が決めたことでしょ?だし、その通りすぎて言い返す言葉が無い。考えてみれば、私と潤の立場は常にこうではなかったか。熟考せずにダメ元で行動に移す私に対して、じっくり考え時間を置いて、勝てる試合に臨む潤。当然、人生の軍配は潤に上がるのではないか。

 

ラクの保育園生活終盤に差し掛かり、この2年を振り返り、その他色んな自分の失敗を振り返り、自分と潤を比べずにはいられない。潤も常に言うように、私は潤の助言のとおりにするべきだと思う。潤のアドバイスに従っていれば、多分失敗は激減するだろう。イコール、つまらない無駄な出費も減るはずだ。でも、それでは私という存在がいなくなってしまうようで、ついつい自分の思う通りに進めてしまう。そして、やはり失敗する。

最近、そろそろ、潤の言う通りにしてみようかと、ホンキで思案するようになってきた。